モロゾフ
モロゾフは神戸市の六甲アイランドに店を構えており、チーズケーキやプリンが有名な製菓店ですが、ここも「バレンタインデー」にチョコレートを贈る習慣を広めようとしたという会社の一つです。
1936年に英字新聞「ジャパンアドバタイザー」に初めて「バレンタイン広告を掲載したという資料が残っています。
そんな「モロゾフ」ですが、実は元は白系ロシア人のモロゾフという名前の一家が神戸で営んでいたチョコレート店が始まりなのです。
この一家は後に神戸の材木商で、今の「モロゾフ」の初代社長になった葛野友槌に援助されて1931年に「神戸モロゾフ製菓」を設けたのです。
ですが、それから葛野とモロゾフ親子の間に金銭的な問題が生じて、遂には裁判にまでなったのです。
モロゾフ一家は店を去って、別の製菓会社を設立。
これは「モロゾフ」の歴史を知る際に有名な話でもあります。
そんなビターチョコレートより苦い経緯のある「モロゾフ」ですが、作られる菓子は今でも日本の人々に愛されています。
ちなみに、最初に「モロゾフ」を設立した人物は「ヴァレンティン・フョードロヴィチ・モロゾフ」または「バレンタイン・F・モロゾフ」と表記されて、偶然にも日本に広がった「バレンタインデ」が名前に入っていたのです。