チョコレートの始まり

現在、私達が食べている「チョコレート」ですが、この原材料である「カカオ」は紀元前1500年頃から人々の間で扱われていたとされます。
そして、今の「チョコレート」が生まれたのは今のメキシコ南部、中央アメリカに位置する「メソアメリカ」と言われています。
これらの一部の地域では「マヤ」や「アステカ」など独自で高度な文明が栄えていました。
最古の「カカオ」の痕跡は、紀元前1500年から400年頃に栄えた「オルメカ文明」にあり、今のメキシコ湾岸沿いに築かれたオルメカには「カカオ」を意味する「カカウ」という言葉が残されているそうです。

次に古いのが4世紀から9世紀に栄えた「マヤ文明」です。
この文明では「カカオ」は栽培が行われており、出土品の壺には「カカウ」と読める文字が刻まれていたそうです。
その中からカカオの成分も検出されました。
ですが、栽培が行われても貴重品だった様で出土品を調べると貨幣や神様への供物など大きな役割を持っていた事が分かりました。
カカオを使った飲み物もあった様ですが、先の役割を考えると現代の「シャンパン」の様に高価な品だったと考えられます。

そんな「マヤ文明」が衰えた後に「カカオ」を扱っていたのが10世紀から12世紀に栄えたとされる「トルテカ族」です。
彼らは後に王国を築く「アステカ族」に高度な文明を伝えたそうですが、土地やカカオの産地を巡って争いを繰り返していたそうです。
そして、最後に紹介するのが「アステカ王国」です。
アステカ族はテノチティトランという現在のメキシコシティに位置する場所を首都として、王国を建設しました。
そして、各地から年貢として様々な産物を納めさせました。

当然、カカオの産地に居た人々はカカオ豆を納めたのです。
やがて、この国は16世紀初頭にスペインの軍隊によって征服、滅亡して多くの遺跡や文書は異教の産物として破棄されました。
しかし、このスペイン人や現代まで残った遺産には「カカオ」に関する多くの記録が記されています。

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